第19回日本音楽療法学会学術大会での研究発表を募集します。今大会では自由研究発表と課題研究発表を募集します。発表形式は口演発表もしくはポスター発表(自由研究)です。

応募資格

  1. 応募時点で日本音楽療法学会の正会員であり、第19回大会参加費を納入済みであること。また、2018年度以前の入会者は2018年度の学会年会費を納入済であること。
  2. 共同研究者・共同発表者も本学会員に限る。
  3. 学生会員は正会員との共同研究であれば発表が可能だが、その場合でも筆頭発表者になることはできない。
  4. 非会員は共同研究者・共同発表者となることはできない。演題原稿に氏名を記載することもできないため注意すること。

自由研究

口演発表

A枠 発表15分、質疑応答5分

B枠 発表30分、質疑応答10分

応募多数の場合は、A枠のみとします。

ポスター発表

口頭発表5分、質疑応答5分

応募多数の場合は、口頭発表ではなく在席責任時間でお願いすることもございます。

指定された時間に在席してください。在席しない場合はポイントになりません。

在席責任時間は事前案内でお知らせいたします。

演題原稿の必須項目

事例研究の場合:「対象者および目標」「方法」「経過および結果」「考察」

学術研究の場合:「研究の目的」「方法」「結果」「考察」「結語」

募集領域

  1. 児童:0〜18歳の子どもを対象にした事例研究、または学術研究(含実験)
  2. 成人一般:19〜64歳の青年・成人を対象とした事例研究、または学術研究(含実験)
  3. 高齢者:65歳以上の高齢者を対象とした事例研究、または学術研究(含実験)
  4. 精神科:特に精神科や心療内科に関する事例研究、または学術研究(含実験)
  5. 緩和ケア:特にホスピスやスピリチュアリティの領域に関する事例研究、または学術研究(含実験)
  6. その他:上記1〜5に含まれない領域の事例研究、または学術研究(含実験)

課題研究

口演発表

質疑応答含め45分〜60分を予定
発表区分は下記のA・B・Cとなっております。

演題原稿の必須項目

課題研究A【関係性の展開】(事例研究のみ)

T:はじめに

U:事例の概要[Clについて][セッションの構造]

V:セラピーの過程

W:考察

(V・Wについては、段階ごとに考察していただいても構いません。)

課題研究B【日本の文化土壌と音楽療法】

事例研究の場合:「対象者」「目標および方法」「経過および結果」「考察」

学術研究の場合:「研究の目的」「方法」「結果」「考察」「結語」

課題研究C【音楽の共有時空間】

事例研究の場合:「対象者」「目標および方法」「経過および結果」「考察」

学術研究の場合:「研究の目的」「方法」「結果」「考察」「結語」

A【関係性の展開】セラピーにおけるセラピストとクライエントとの交流の質的変遷に着目して、臨床を検討・ 考察してみてください。

セッションの回数を重ね、何らかの結果を得て療法目標を達成した場合、用いた手法や手段(どのような方法で、どのような音楽でなど)を客観的に振り返り、結果をもたらした要因を考察し明らかにしていくことは、音楽療法の発展のためには重要なことです。しかし、それらの手法や手段は、それを用いるセラピストがクライエントから何を感得し、どのような思いで向き合っているか、あるいは、クライエントの何に影響を受けて音・音楽、言葉を発しているか、というようなセラピストの内面の経験が大いに影響していると考えます。つまり、セラピストの感性やクライエントに対する姿勢などの主観性が手法や手段を裏打ちしているといえるでしょう。そして、セラピスト自身がセッションでの体験を自身のことも含めてじっくり吟味して振り返ることで、クライエントへの理解がより深まる、とも考えます。

この課題研究では、研究においてどちらかというと非科学的とされがちな、このような主観的な部分に目を向けて、クライエントとセラピストの関り合いの中で起こる一期一会の事象を丁寧に振り返り、考察し、セラピーにおけるクライエントの変化を促す要因を「交流」という視点から探求することをお勧めしています。

書き方としましては、客観的な事象とそれに伴う主観を含めた考察をステージごとにまとめていただくといいかと思います。あるいは、全セッションではなく、特筆したいセッションを抽出してみてもいいかもしれません。必ず、セラピストとクライエントとの相互の関係の中から考察してください。これにより、クライエントへの理解を深め、臨床の質の向上へと前進することを期待いたします。

(文責:石村真紀、後藤浩子、高石公資)

B【日本の文化土壌と音楽療法】音楽療法における"音楽"を、日本と西洋、都会と故郷、若者と高齢者・・・など地域土壌に根ざした様々な"文化"の観点から考察する研究です。

「あれ?みなさんどうしてノラないの?」初学者の頃、音楽療法の現場で楽譜通りに歌謡曲などを伴奏して、そう思ったことはありませんか。多くの日本の現場では、西洋文化圏において専門領域として確立・制度化してきた音楽療法の理論や技法を、文化や風土の異なる日本の現場へそのまま当てはめようとして、相手との間に「あれ?」という「文化摩擦」が生じているかもしれません。

平安期は『源氏物語』若菜下の住吉大社場面のように自然音と楽音を差別せず情景とし、江戸期には琴のすり爪・三味線のサワリ・義太夫語りのように、西洋音楽では雑音とされる音や声そのものの色や感触にこだわるのも日本の音や音楽文化の特徴です。今日の現場で歌の前奏を弾きはじめたら相手が手を打ち体を揺する現象も、日本の伝統では純粋器楽は少なく、ほとんど歌と舞いを伴っていたことと関係あると思われます。現在の現場でよくみられる「歌体操」や「当て振り」は、この文化土壌から生まれた技法といえましょう。

都会の若者はカラオケでスター歌手通りに歌い踊るのに、災害被災地でその土地の民謡やわらべ歌の節にのせて自分の本音を歌うことや、昔からのお祭りや踊りが、個人にも集団にも力を呼び覚ますことが確認されています。そのように地域の文化土壌に組み込まれた癒しの装置はないか?日本文化と西洋音楽との双方を視野に入れられる私たちならではの気づきはないか?リズムをみても稲作地帯の静かなすり足と山岳地帯の跳ね足、沖縄の波乗りのような後打ち、日本と西洋、都会と故郷、高齢者と若者、各民族独自のリズム感・・・様々な「文化」の違いに気づき、現場での悩み・失敗・工夫した例が、対象者の文化を生かす音楽療法のヒントにつながるかもしれません。文化土壌に根ざした音楽療法をテーマとした研究発表をお待ちしています。

(文責:牧野英一郎、益子務、松本佳久子)

C【音楽の共有時空間】対象者との共有時空間生成に関与した音(音楽)を分析・考察し、音楽療法士の専門性・独自性を探求する研究です。

音楽療法の課題研究テーマとして音楽の共有時空間を提案するモチーフは、他職種の方々や社会一般から、音楽療法士というのは何をする人?と聞かれたときに端的に説明できるようにするためで、音楽療法士の職業的専門性のコアとして、音楽の共有時空間が作れる人と言えるようにすることです。

音楽の共有時空間とは、対象者が単に音楽療法士が提供した音(音楽)を受容するのみの段階を指すのではなく、音楽療法士が対象者を理解し、意図的計画的に音楽を提供した結果、対象者が音(音楽)を提供する音楽療法士に気づき、音楽療法士との間に感情交流が生まれ、対象者に音楽療法の目標に関わる変化の兆しがみられた状況と考えています。

音楽の共有時空間生成場面について、提案グループではこれまで、精神科・障害児・高齢者・介護予防の事例からひも解き、各領域における特色そして領域を超えた一致点について確認していく研究を進めています。

応募にあたり、事例研究においては、対象者の特徴と音楽療法の目標から起稿し、その目標を実現するために如何に音楽の共有時空間を生成させるかの方法を明記することがポイントになります。そして、経過と結果では、音楽の共有時空間の生成、深化、拡大の事実、及びその結果引き起こされた対象者の変化を記述し、考察では、目標の実現状況と対象者の変化を導いた音楽の共有時空間の生成要因について分析的に考察することを望みます。

なお、音楽療法の事例研究発表は、克明な記録が求められるところから集団セッションであっても個人に焦点を当てて分析することが一般化してきました。しかしながら音楽の共有時空間は、生成・深化・拡大という現象を分析する必要があるために、集団セッションの全体を取り上げても良いと考えます。

先達の研究や実践に類似の論究がありますし、海外の先行研究にも学ぶ必要があります。これらの整理や概念規定について学術研究として発表されることも期待しています。

(文責:岩井澤奈巳、大前哲彦、山田由紀子、山本賀子)

応募上の注意

  • 研究発表は、1人1演題のみです。
  • 応募時に希望する発表形式を選択してください。ただし、査読・検討の結果、発表形式が変更される場合があります。
  • 採択された方には発表方法(口演・ポスター)の詳細について通知しますが、これに関する変更は受け付けませんのでご了承ください。また、発表日時は事前案内でご確認ください。
  • 課題研究発表の査読によって内容が非該当とされた場合は、「自由研究発表」への応募とさせていただき、演題原稿を1枚に書き直すとともに発表形式の変更をお願いする場合がありますので、予めご了承ください。

演題原稿の体裁・注意

必ず指定の書式(テンプレート)を大会ホームページ「各種発表応募」メニューからダウンロードして、演題原稿を作成してください。

  • 原稿は、図表(カラー不可)も含めて自由研究においてはA4サイズ1枚課題研究の場合はA4サイズ2枚にまとめてください。
  • Wordで作成し、上下左右の余白はすべて20mm、1行の文字数は48字、総行数は40行に設定してください。
  • 本文の字体は明朝体、文字サイズは10.5ポイントで入力してください。演題は中央寄せでゴシック体太字12ポイント、氏名(所属)は右寄せでゴシック体太字11ポイント、項目(方法、考察等)は、ゴシック体太字10.5ポイントで作成してください。
  • 共同発表者のある場合のみ、筆頭発表者の氏名の前に○をつけてください。
  • 募集締め切り後は、提出された原稿の修正は一切受け付けません。
  • 書式(テンプレート)のダウンロードは、2019年4月8日からです。

口演発表者の使用可能機器※なるべくご自身のパソコンをお持ちください。

  • 発表会場には、Windows10のノートパソコン(PowerPoint2007、2010、2016、CD-ROMドライブ、USBポート)が設置されています。
  • Microsoft PowerPoint(パワーポイント)で作成した発表スライドを、CD-R、DVD-RあるいはUSBメモリに保存してご持参ください。VHS(ビデオテープ)、MDによる音声・映像の再生はできませんのでご了承ください。また、OHCもございません。
  • 発表の中で音声および映像を使用される場合、他のプレゼンテーションソフトを使用される場合は、必ずご自身のパソコンをお持ちください。
  • Macintosh上で作成したデータを使用される場合は、必ずご自身のパソコンをお持ちください。
  • パソコンとの外部接続は、画面出力用にミニD‐sub15ピンコネクタケーブル、音声出力用にオーディオケーブルを用意しています。
    ご自身のパソコンからの外部接続が、HDMI ポートのみの場合は、ミニD-sub15ピンコネクタケーブルへの変換ケーブルをご用意ください(その場合、音声はパソコンのヘッドホン端子に、会場に用意されているオーディオケーブルを接続して音声出力することになります)。
    その他、特殊な接続機器はお持ちください。また、画面の解像度は1024×768サイズに設定してください。
  • 発表前に必ず、会場に設営されるメディアセンターにてメディアチェックを受けてください。

対象者またはその代諾者(保護者等)への説明と同意書について

  • 症例を学会発表することを希望する方は、対象者またはその代諾者(保護者等)に対して、そのことを伝え、同意を得る必要があります。また、個人情報の取り扱いについては、個人が特定されない方法で発表されることを説明する必要があります。もし個人の名前や姿が発表の中に含まれる場合には、そのことについての対象者本人、または代諾者(保護者等)の同意を得ることが必須です。
  • 「同意書」とは、以上の内容に対して対象者(または代諾者(保護者等))などが同意を書面で証するものです。演題応募時に「同意書」を提出する必要はありませんが、大会主催者もしくは学会本部から原本確認の要請があった場合にはいつでも提出できるよう、厳重に保管しておいてください。また、個人情報に関わることなので、同意書の紛失や流失が起こらないよう十分お気を付けください。
  • 「同意書」は、第三次案内39ページ紙面もしくは大会ホームページ上にある「各種発表応募」メニューよりダウンロードしたものを使用してください。

誓約書の提出について

演題応募者は「誓約書」を提出してください。提出する誓約書は、第三次案内41ページ紙面もしくは大会ホームページ上にある「各種発表応募」メニューよりダウンロードしたものを使用してください。

  1. 同意の誓約 この項目は、上記の同意書を求められた場合、いつでも提出することを誓約するものです。
  2. 未発表の誓約 この項目は、支部大会や他の機関で発表していないことを誓約するものです。

誓約書提出方法・期限

  • 署名後の「誓約書」は、コピーを手元に保管の上、原本を演題登録後1週間以内かつ演題募集締切日(当日消印有効)までに、下記送付先に郵送で提出してください。
  • 「誓約書」に署名および捺印が無いものや、期限内に提出されないときは、演題の応募受け付けを取り消しとする場合がありますのでご注意ください。
  • 「同意書」「誓約書」は、日本音楽療法学会の倫理的配慮義務にあたります。これらの倫理的配慮義務にそぐわない行為が生じた時には、学会倫理委員会で調査・検討の上、処理にあたるものとします。
  • 倫理的配慮の詳細は、学会ホームページ「倫理委員会からのお知らせ」を参照してください。

誓約書送付先

郵送先:
〒530-0004 大阪市北区堂島浜2-2-28 堂島アクシスビル7F
東武トップツアーズ株式会社 大阪法人事業部第二営業部
「第19回日本音楽療法学会 学術大会」係
「演題誓約書在中」と朱書きで明記してください。
簡易書留など郵便記録の残る方法で送付してください。

応募方法・受付期間

応募方法:
大会ホームページ上の「各種発表応募」メニューから演題登録ページにアクセスして登録してください。郵送・FAXでの応募は受け付けません。詳しくは第三次案内35ページ「申込みの流れ@」をご確認ください。
受付期間:
2019年4月8日(月)10:00 〜 5月10日(金)15:00
最終日はアクセスが集中して動作が遅くなることが予想されます。余裕をもって登録を完了してください。
採否結果:
受付期間終了後に審査の上、筆頭発表者宛に郵送で通知します。

お申込方法

お申込はこちら

  • 新規ユーザー情報(メールアドレス・任意のパスワード)を登録してください。
  • 登録したメールアドレス と パスワード は、2回目以降のログイン操作の際に必要です。
  • 新規ユーザー登録後、連絡先等を入力いただき、マイページが作成されます。その後、演題の登録が可能です。

個人情報の取扱について

お申込の際にお申込書にご記入いただいたお客様の個人情報(氏名、住所、電話番号、メールアドレス等)につきましては、大会参加・懇親会・宿泊・演題登録等の受付、お客様との連絡、今学会における宿泊機関等の提供するサービス手配や手続に必要な範囲内において、東武トップツアーズ株式会社大阪法人事業部および第19回日本音楽療法学会学術大会事務局が共同して利用させていただきます。その他、個人情報の取扱につきましては旅行条件書に明記しております。お申込にあたっては必ず内容をご確認・ご同意の上、ご記入いただきますようお願いいたします。

東武トップツアーズ株式会社 大阪法人事業部 顧客個人情報取扱管理者 奥田 心耳

お問い合わせ

登録及び本サイトに関するお問い合わせ

東武トップツアーズ株式会社 大阪法人事業部
「第19回日本音楽療法学会学術大会」係

住所:
〒530-0004 大阪府大阪市北区堂島浜二丁目2番28号 堂島アクシスビル7階
TEL:
06-6344-3927
FAX:
06-6344-3928
E-mail:
19th_ongakuryouhou@tobutoptours.co.jp
営業時間:
月曜日 - 金曜日 9:00〜18:00 / 土曜日・日曜日・祝日 休業

応募原稿テンプレートダウンロード (Word形式)

同意書・誓約書テンプレートダウンロード (Word形式)

▲トップにもどる