企画セッション①
1.セッションタイトル
ビジョンから考える科学と社会の望ましい関係性とは?(「科学技術イノベーションと社会に関する測定」プロジェクト)
2.日時・会場
1月24日(火) 9:30-11:00【会場B1-2】
3.概要
 科学技術と社会の関係は近年より一層近づき、イノベーションによる社会変化のスピードもより増している。同時に、個人の価値観、認識、受容、行動や、目指す社会ビジョンも変容している。「社会のための科学」が提唱され、科学が社会への影響を視野に入れ始めて久しいが、社会の側からみて、科学技術イノベーションとの望ましい関係性とはどのように表現できるだろうか。SciREXセンター「科学技術イノベーションと社会に関するプロジェクト」では、変容する社会ビジョンを見据えて、科学技術と社会が望ましい関係性を保つために必要な方策を明らかにするため、多様な側面からの指標作成に向けた検討を行なっている。これまでの検討結果を紹介するとともに、より幅広いメンバーと議論するため、World cafe方式により議論を行なう。
4.キーワード:

5.セッション
      オーガナイザー
岡村 麻子(政策研究大学院大学SciREXセンター専門職)
企画セッション②
1.セッションタイトル
萌芽的科学技術の社会的課題検討のあり方を考える:政策立案者の視点から
2.日時・会場
1月24日(火) 11:10-12:50【会場B3】
3.概要
 萌芽的な科学技術の研究開発を推進するにあたり、研究開発の実施および成果の利用にともなう倫理的・法的・社会的な課題(ELSI)への対処が適切でなかったことで、研究開発にブレーキがかかるケースが、国内外問わず発生している。本拠点間連携プロジェクトでは、政策立案者が、研究開発や関連する施策・事業の進捗段階に応じてELSIを特定し、問題対応するのを支援するためのツールの開発を行っている。今回のワークショップでは、開発中のツールのうち、特に超スマート社会を実現する上で重要となるデータ利活用のための科学技術(ビッグデータ、監視技術など)を題材としたものをパイロット版として紹介する。その上で、他分野の萌芽的な科学技術も視野に入れて、政策実務のニーズに即したツールの改善や活用法について、政策立案や研究支援に携わる参加者の皆さまと議論するとともに、それぞれの分野におけるELSIについて情報共有を図りたいと考えている。
4.キーワード:
倫理的・法的・社会的課題(ELSI)、責任ある研究・イノベーション(RRI)、公共的関与
5.セッション
      オーガナイザー
平川 秀幸(大阪大学COデザインセンター教授)
企画セッション③
1.セッションタイトル
医療政策と医療データの蓄積・共有
2.日時・会場
1月25日(水) 9:30-11:30【会場A】
3.概要
 情報通信技術の発展によって政策に関するデータの蓄積と共有が容易になる中、医療に関するデータの蓄積と共有、その利活用が注目を集めている。本企画セッションでは、社会保障政策の設計や、医療情報の蓄積と共有に携わってきた三名の専門家に講演をいただき、医療に関するデータの蓄積・共有にはどのような可能性と課題があるかについて議論する。セッションでは、(1)医療情報の政策への応用可能性についての全体像を把握し、課題について考えるためのフレームワーク、(2)医療・健康データの利活用と社会保障の行財政制度との関連や、政策を立案・実施する場合の障壁、(3)行政健康資料の可視化に関する実践的な取り組みと現場での反応、の三つのテーマについて、講演者からそれぞれ紹介と問題提起を行った後、討論者やフロアも交えて議論を行う。セッションには、メディア関係者や個人情報法制に携わる法務関係者も招聘する予定である。
4.キーワード:

5.セッション
      オーガナイザー
森田 朗(政策研究大学院SciREXセンタープログラム・マネージャー、国立社会保障・人口問題研究所所長、東京大学名誉教授)
川上 浩司(京都大学大学院医学研究科教授)
森川 想(政策研究大学院大学SciREXセンタープログラムマネージャー補佐、東京大学工学系研究科社会基盤専攻助教)
6.話題提供者
森田 朗(政策研究大学院SciREXセンタープログラム・マネージャー、国立社会保障・人口問題研究所所長、東京大学名誉教授)
島崎 謙治(政策研究大学院大学教授)
川上 浩司(京都大学大学院医学研究科教授)
7.コメンテーター
藤田 卓仙(名古屋大学准教授)
企画セッション④
1.セッションタイトル
政策当局・大学・研究機関等の政策・戦略を支えるエビデンスの充実に向けて:データの接続と活用の新たな展開
2.日時・会場
1月25日(水) 9:30-11:30【会場B1・2】
3.概要
 第5期科学技術基本計画において、エビデンスに基づく政策の立案・推進が求められる中で、政策当局・大学・研究機関等の戦略立案、実施、評価等に際して各種のデータの重要性が高まっている。また、社会・経済の情報化やオープンサイエンスの進展により、科学技術イノベーションや知識生産プロセス、あるいはそれを取り巻く社会に関する様々なデータが大量に産み出されるようになっている。しかし、多様なデータを活用するためには、様々な分析アイディアの探求や高度なデータ処理等のチャレンジが必要である。  本セッションでは、そのようなデータ整備や分析に取り組んでいる政策研究者や実務者からの報告を中心に、実際の政策立案プロセスにおけるデータの活用状況の報告もとりあげる。それらに基づいて、エビデンスデータの整備・活用の新たな可能性を展望し、また、データ活用の進化が政策や戦略立案に何をもたらし得るかを議論する。
4.キーワード:
エビデンス、データ分析、知識生産プロセス、データ活用、政策・戦略立案
5.セッション
      オーガナイザー
富澤 宏之(文部科学省科学技術・学術政策研究所第2研究グループ総括主任研究官)
川島 浩誉(文部科学省科学技術・学術政策研究所第2研究グループ研究員)
6.話題提供者
元橋 一之(東京大学大学院工学系研究科教授)
新村 和久(文部科学省科学技術・学術政策研究所第2調査研究グループ上席研究官)
川島 浩誉(文部科学省科学技術・学術政策研究所第2研究グループ研究員)
和田 肖子(北海道大学 大学力強化推進本部 研究推進ハブURAステーション リサーチ・アドミニストレーター)
斉藤 卓也(文部科学省研究振興局基礎研究推進室室長)
7.コメンテーター
奥和田 久美(文部科学省科学技術・学術政策研究所上席フェロー)
斎藤 尚樹(文部科学省科学技術・学術政策研究所総務研究官)
企画セッション⑤
1.セッションタイトル
科学と政策のインターフェース ― 科学的助言の概念と実践
2.日時・会場
1月25日(水) 9:30-11:30【会場B3】
3.概要
 政策形成の過程において科学はどのような役割を果たすべきか。この問いをめぐる諸課題について一般的に論じるため、近年科学的助言に関する議論が世界的に加速している。主な論点としては、科学的助言者と政策担当者との距離感、両者の役割領域、科学的助言に伴う不確実性の取扱い、ビッグデータ分析の台頭がもたらす科学的助言のあり方の変容などが挙げられる。しかし現実の科学的助言のメカニズムは国によって異なり、また政策分野によっても大きく異なる。科学的助言の議論において展開されている一般論は、個別の政策分野で歴史的に形成されてきた科学的助言の実践とどこまで合致しているのか。本セッションでは科学的助言の概念と最近の動向を紹介しつつ、各政策分野における科学的助言の現状を比較することにより、科学と政策のインターフェースの設計を今後どのように導いていくべきかを議論する。
4.キーワード:
科学的助言、食品安全、地震予知、医薬品審査、ビッグデータ
5.セッション
      オーガナイザー
有本 建男(政策研究大学院大学教授)
佐藤 靖(科学技術振興機構研究開発戦略センターフェロー)
松尾 敬子(科学技術振興機構研究開発戦略センターフェロー)
6.話題提供者
東條 功(内閣府食品安全委員会事務局次長)
平田 直(東京大学地震研究所教授、地震調査研究推進本部地震調査委員会委員長)
俵木 登美子(医薬品医療機器総合機構組織運営マネジメント役) 有本 建男(政策研究大学院大学教授)
佐藤 靖(科学技術振興機構研究開発戦略センターフェロー)
松尾 敬子(科学技術振興機構研究開発戦略センターフェロー)
7.コメンテーター
城山 英明(東京大学公共政策大学院教授)
菱山 豊(日本医療研究開発機構執行役)
ランチョンセッション
1.セッションタイトル
SciREX事業の俯瞰と期待~幅広い政策対話に向けて
2.日時・会場
1月25日(水) 11:30-13:00【会場B1・2】
3.概要
 「STI政策のための科学」は、科学的方法論の開発のみならず、その成果が政策形成や社会の実践の場で活用され、エビデンスに基づく政策形成を実現させていくことを目指している。このためには、1)STI政策形成に資するため何を研究することが必要か、2)STI政策で活用するため研究成果をどう集約・統合するか、3)研究成果が政策形成で活用されるためのプロセス・仕組みはどうあるべきかを、俯瞰的視野で検討し、研究者と政策担当者で共有していくことが必要である。本WSは、JST-CRDS及びSciREXセンターにおけるこれまでの検討を基に、政策研究と実務との協働の場を作り上げていくことを目指す。WSでは、政策担当者からの話題提供を元に参加者と共に研究へのニーズや期待を明らかにし、今後必要な研究テーマやエビデンスについて意見を集め、模造紙に可視化し、会場で展示する。WSの結論は本事業の今後の運営に活用していく。
4.キーワード:

5.セッション
      オーガナイザー
中川 尚志(科学技術振興機構研究開発戦略センターフェロー)
企画セッション⑥
1.セッションタイトル
エビデンスベースの科学技術イノベーション政策のためのビッグデータ利活用
2.日時・会場
1月25日(水) 13:00-15:00【会場A】
3.概要
 ビッグデータを政策形成プロセスに最大限活用するための課題は何か?NISTEPやJSTを中心に、様々なデータの蓄積・整備が進められてきており、これらのデータ基盤を活用した調査研究成果も着実に増えつつある。総合科学技術・イノベーション会議でも省庁横断的なデータプラットフォームの必要性が強く認識されてきている。一方、産業界ではデータに基づく意思決定を支援する「ビジネス・インテリジェンス(BI)」ツールの活用が本格化している。これらの背景の下、NISTEP、JST(CRDS)、GRIPSの連携で、SPIAS(SciREX政策形成支援システム)の試行的開発が進められている。本セッションでは、行政における先行事例「RESAS」や産業界でのBIツールの導入事例や最新技術を紹介しながら、エビデンス・ベースの科学技術・イノベーション政策形成にビッグデータを最大限活用するために解決すべき課題を明らかにする。
4.キーワード:
ビッグデータ、データ・プラットフォーム、ビジネス・インテリジェンス
5.セッション
      オーガナイザー
黒田 昌裕(政策研究大学院大学SciREXセンタープログラムマネージャー、慶応義塾大学名誉教授)
池内 健太 (政策研究大学院大学SciREXセンタープログラムマネージャー補佐、経済産業研究所フェロー)
原 泰史(政策研究大学院大学SciREXセンター専門職) 
6.話題提供者
赤池 伸一(文部科学省科学技術・学術政策研究所科学技術予測センターセンター長)
池内 健太 (政策研究大学院大学SciREXセンタープログラムマネージャー補佐、経済産業研究所フェロー)
川越 敦史(経済産業省地域経済産業グループ地域経済産業調査室課長補佐(総括)
木内 満歳(クリエーションライン株式会社クラウドインテグレーション部シニアコンサルタント  
7.コメンテーター
林 信濃(科学技術振興機構研究開発戦略センターフェロー)
徳永 望人(科学技術振興機構情報企画部情報分析室解析基盤・活用推進担当)
小柴 等(文部科学省科学技術・学術政策研究所科学技術予測センター研究員)
原田 裕明(科学技術振興機構研究開発戦略センターフェロー)
企画セッション⑦
1.セッションタイトル
大学における研究リスク・マネジメントと研究促進:課題の全体構造とデータと成果の取扱に焦点を当てて
2.日時・会場
1月25日(水) 13:00-15:00【会場B1・2】
3.概要
 大学が研究活動において直面するリスクは、研究倫理、利益相反、安全保障貿易管理、そして最近の論点である、データの取扱など多岐にわたる。個々のリスク・マネジメントには専門的知識が求められるため、各大学は専門人材を配置して対処しつつあるところである。他方で、研究活動を阻害することがないようなマネジメントのあり方も課題となっている。本セッションでは、主に産学連携活動で生じるリスク要因を俯瞰するとともに、データとその成果の取扱に関する課題を取り上げ、個々のリスクの特性を踏まえた上で、全体最適を目指すマネジメントのあり方と、今、大学が何を行っていくべきかについて討論を行う。
4.キーワード:
研究リスク・マネジメント、利益相反マネジメント、知的財産マネジメント、個人情報保護、研究広報
5.セッション
      オーガナイザー
城山 英明(東京大学公共政策大学院教授)
6.話題提供者
渡部 俊也(東京大学政策ビジョン研究センター教授)
吉岡(小林)徹(東京大学大学院工学系研究科特任助教)
小泉 周(自然科学研究機構 研究力強化推進本部特任教授)
日置 巴美(弁護士法人内田・鮫島法律事務所弁護士)
岸本 充生(東京大学公共政策大学院特任教授)
企画セッション⑧
1.セッションタイトル
地域イノベーション政策におけるデザインの役割
2.日時・会場
1月25日(水) 13:00-15:00【会場B3 】
3.概要
 近年、製品やサービス・システムのデザインが、イノベーションの過程で重要な役割を果たしていることが注目されている。地域で活動する企業の中にも、デザイン主導型の特色あるイノベーションに取り組む事例が見出されるようになった。一方、デザイン活動に関する効果的なマネジメントの方法については十分な経験的知識が蓄積されていないため、そのプロセスを政策的に支援することが課題となっている。
 本セッションでは、九州大学科学技術イノベーション政策教育研究センター(CSTIPS)が、科学技術振興機構の研究開発プログラムにより開発した「地域科学技術イノベーション政策支援システム(RESIDENS)」に蓄積されているデザイン政策関連の情報を紹介するとともに、この政策課題を第一線で推進する行政機関の方々をパネリストとしてお迎えし、地域イノベーションにおけるデザインの役割とデザイン政策の課題について議論を深めていく。
4.キーワード:
地域イノベーション、デザイン、地域科学技術イノベーション政策支援システム
5.セッション
      オーガナイザー
永田 晃也(九州大学科学技術イノベーション政策教育研究センターセンター長)
6.話題提供者
長谷川 光一(九州大学科学技術イノベーション政策教育研究センター助教)
藤原 宗久良(経済産業省商務情報政策局生活文化創造産業課デザイン政策室室長補佐)
宗和 宏枝(大阪府商工労働部中小企業支援室商業・サービス産業課新事業創造グループ総括主査)
守谷 貴絵(神奈川県産業技術センター技術支援推進部商品開発支援室主任研究員)
トークライブ
1.セッションタイトル
AI「が」創る倫理 ~SFが幻視するもの~
2.日時・会場
1月24日(火) 18:00-19:00【会場A】
3.概要
 第二次人工知能(AI)ブーム当時、計算資源の限界により打ち捨てられたニューラルネットワークが、その後の技術革新によってリバイバルされ、ディープラーニングという形で大きな注目を集めている。我が国では成長戦略の柱の一角にAI研究、IoT研究が据えられ、国会答弁の下書きにAIを活用する方策が検討されるなど、社会の幅広い分野への応用が期待されている。その一方、自動運転自動車の事故時の責任にはじまり、人工知能が統御する社会システムが人間を排斥する可能性まで、新たな技術に直面への漫然とした戸惑いや不安が「倫理」という言葉で括られ語られている。しかし、人間の作り上げた人工言語を基盤とし、人間の営みを基本とするディープラーニングが、かんたんに人間の軛を断ち切ることができるのであろうか。むしろ、ディープラーニングであればこそ「人間的」な制度を提案できるのではないか。本セッションでは、常識という旧弊に立ち向かう最強の武器である「SF(Science Fiction/
Speculative Fiction)」
を用いて、AIについて縦横無尽に語る。
4.キーワード:

5.セッション
      オーガナイザー
八代 嘉美(京都大学iPS細胞研究所特定准教授)
6.登壇者
稲葉 振一郎(明治学院大学社会学部社会学科教授)
飛 浩隆(作家)
パネルセッション
1.セッションタイトル
「未来への戦略・シナリオ構築と求められる組織のイノベーション」
2.日時・会場
1月24日(火) 15:00-17:00【会場A】
3.概要
 経済や社会の大きな構造的変化を受けて、様々な府省において未来社会のビジョンを描き、そこに向けた戦略やシナリオを立案する取組が行われています。またそのためには、データ・情報の収集・分析能力の構築、組織構造、政策形成プロセスといった、行政組織のあり方自体をイノベーティブに改革していくことも求められています。本セッションでは、各府省における取組について事例紹介いただくとともに、このような取組を進めて行くための課題について議論します。
4.キーワード:

5.モデレーター
角南 篤(政策研究大学院大学副学長・教授、SciREXセンタープログラムマネージャー)
6.パネリスト
赤池 伸一(文部科学省科学技術・学術政策研究所科学技術予測センターセンター長)
高木 聡(経済産業省大臣官房総務課課長補佐(新政策担当))
榊原 毅(厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全部生活衛生課長)
 
パネルセッション
1.セッションタイトル
「『政策のための科学』の発展にむけて」
2.日時・会場
1月25日(水) 15:30-17:30【会場A】
3.概要
 2日間のフォーラムの議論を振り返るとともに、SciREXや関連分野の動向、海外事例、利用可能な新技術等の新たな潮流も踏まえて、「政策のための科学」の更なる発展にむけた課題を議論します。
4.キーワード:

5.モデレーター
小山田 和仁(政策研究大学院大学専門職、SciREXセンタープログラムマネージャー補佐)
6.パネリスト
岩渕 秀樹(文部科学省高等教育局高等教育企画課国際企画室長)
梶川 裕矢(東京工業大学環境・社会理工学院准教授)
狩野 光伸(日本学術会議若手アカデミー副代表、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科教授)
富澤 宏之(文部科学省科学技術・学術政策研究所第2研究グループ総括主任研究官