このたび、第56回大気環境学会年会を平成27年9月15日(火)〜17日(木)の3日間にわたり、早稲田大学西早稲田キャンパスにて開催させていただくことになりました。

大気環境学会は、昭和34年12月に設立された大気汚染研究協議会を母体とし、以来、半世紀以上の長きにわたって我が国の大気環境研究をリードしてまいりました。現在1000名以上の会員を擁し、名実ともに我が国における大気環境研究の中心的学会と位置づけられています。年に一度の年会は、会員が一堂に会し、日頃の研究成果を発表するとともに、大気環境研究に関する最新の情報を交換・発信する場として機能してまいりました。これらの活動を通じて、本学会は我が国および世界の大気環境の改善にも大いに貢献してきたものと自負しております。

さて、第56回大気環境学会年会におきましては「年会におけるカーボン・オフセットの実施」をテーマに掲げ、温室効果気体の排出削減の有効な手段の一つであるカーボン・オフセットを広く知っていただくため、技術セミナーなどのイベント開催も予定しています。IPCCの第5次報告においては、追加的な緩和努力がない場合、21世紀末までの温暖化は、深刻で広範にわたる不可逆的な世界規模の影響をもたらすリスクが高いと述べられています。こうした状況を鑑み、大気環境学会は第56回年会において、有効な緩和策の一つと目されるカーボン・オフセットへの試行的取り組み及び広報活動を通じて、地球温暖化の緩和に貢献したいと考えております。

また、将来の大気環境保全を担う人材育成を目的として「学生・若手セッション(口頭発表)」を企画するとともに、例年通り、一般研究発表のほか、PM2.5や水銀などの研究分野ごとの分科会、特定テーマについて議論する特別集会、国際シンポジウム、ポスターセッションなど、盛り沢山の内容で構成される予定です。

大気環境学会年会は第56回と長い歴史の中で今回初めて早稲田大学で開催されます。
開催される早稲田大学西早稲田キャンパスは、都心にあり交通アクセスに優れていることから、学会員をはじめとして産業界や官界からの参加も含め、例年以上に参加され、活況ある学会になることを期待しておりますので、多くの方々が参加されることをお願い申し上げます。


第56回大気環境学会年会長
名古屋 俊士
早稲田大学創造理工学部 環境資源工学科 教授

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